気がついたら整体に通いはじめて、ちょうど3ヶ月が経過していた。
ついに16回コースの骨盤矯正が終了し、鏡に映る立ち姿や、体の軽さに自分でも驚く。
長時間座っていても肩や腰が痛まない。
朝の目覚めもスムーズになった。
これが本来あるべき人の体なのか…と感動。
整骨院に通う中で、自分の体を見つめ直す時間が増え、
「とりあえず悪いところが治ればいいなー。」くらいの気持ちから、
「どこを、なぜ鍛えるべきなのか。」まで考えるようになった。
元々健康意識は高い方だったけど、
整骨の先生に色々相談するうちにさらに高まったのだ。
高まったついでに健康診断にも行った。
私の住む地域では、職場で受診できない人向けに「よかドック30」という健診があり、30代は自己負担500円で受けられる。
去年は夫に促されて渋々予約を取ったが、今年は自ら進んで申し込み。
看護師さんにも「毎年受けられてるんですか?すごいですね!」
と褒められてニヤニヤ。(今年でまだ2回目です。)
いい大人が褒められることってなかなかないので、純粋に嬉しかった。
緩んだ顔のまま案内された診察室に入ると、
「あれっ、去年もよかドック30受けられてますね。
これって一生に1回じゃなかったっけ。」
と先生からまさかの一言。
先ほどまでのにやにや顔から一気にポカン顔になってしまった私。
流石にそんなわけなかろう。
だって30代は10年あるんだよ?
10回は受けられる計算である。
でも病院の先生が言うのだから、そうなのか…?
ネットでは毎年度受けられると書いてあったけど、私が見間違えてたのか?
ハツラツとしたチャーミングな女医さんの雰囲気に流されつつ、
認識がはっきりしないまま、その会話はうやむやに終了。
(後から調べたら、やっぱり年度に1回の受診で合っていた。)
後日、診察結果を取りに再診した際、InBody測定もしてみた。
機械に乗ってバーを握るだけで、体重や体脂肪率はもちろん、筋肉量や水分量などなど、驚くほど精密に体を分析できる。
算出された数値を元に評価がされるのだが、私は100点満点中、74点だった。
一般的には80点が基準で、筋肉量と体脂肪量のバランスが良い状態らしい。
74点はそれに近い評価で、看護師さんからも「素晴らしい点数ですよ。」と、
安心する言葉をもらえた。
どの項目にも「標準」の文字が並んでいて、唯一足りないのは筋力だった。
整骨の先生にも、インナーマッスルを鍛えればもっと体が整います!と
アドバイスをされていたことを思い出す。
改めて筋トレを頑張ろうと決意。
やはり人生を豊かにしてくれるのは筋肉なのだな…。
身体の調子が整ってきたからか、気持ちにもゆとりが生まれ、自然とフットワークが軽くなったように思う。
夫婦で屋上BBQを楽しんだり、前から気になっていたカフェにサンドイッチを食べに行ったり。
注文していたテレビが届いて大掛かりな模様替えをしたり、
Switch2がまさかの一発当選して、夫と一日中マリオカートで遊んだりもした。
そして、今年の初めからずっと取り組んでいたアプリの開発を断念したのもこの月。
アイデアが形になっていくのは本当に楽しかったし、
時間も労力も目一杯使った。
でも、どうしても解決できないエラーにぶつかり、
延々とループするエラーに絶望。
一緒に頑張ってくれていたAI(chatGPT)にもイライラを感じ始めてしまい、
「あ、これはもう、続けちゃだめだなやつだ。」と、潔く諦めることにした。
かなり悔しかったが、アプリ開発未経験の初心者には超えられない壁だった。
しばらく落ち込むかなーと思ったけど、
持ち前の切り替えの速さと行動力で即刻復帰。
自己分析を開始し、次にできそうなことをピックアップ。
今の自分にできないことをバッサリと切り捨てることで、
本来やりたかったことが鮮明になった。
ここでも発揮される断捨離力。
本当にどこでも活躍してくれます。
心も身体も、少しずつ整っていった6月。
一歩ずつは小さいけど、振り返ると大きな変化になっていて、
ちゃんと進んでるな、と実感。
分析→整え→脱皮 というバージョンアップを果たせた。
「今までのクセがあるので、また元の位置に戻ろうとしちゃうんですけど、続けていくうちに正しい位置に整って、それが通常になっていきます。」
整骨の先生に言われた言葉。
体も生活も、時間をかけて整えていくもの。
少しずつでも続けていくことで、自然と「今の自分」が形づくられていく。
6月は、その積み重ねの大切さを感じたひと月でした。