結婚して一緒に暮らし始めてから最初に衝突したのが家事分担問題。お互い一人暮らし経験者で、自分のことは自分でできるタイプ。だからこそ各々のやり方やこだわりがあり、生活する中で「あれ?」と何度か違和感がありました。
あなたはつけ置き派?
私が晩御飯を作った日は夫が皿洗いをする、というルールを適応していた時のこと。
ご飯を食べ終わり、お風呂から上がってキッチンのシンクを見たら、
(お皿洗ってないし…。)
夫はベッドに横になってゲーム中。
お願いしたのに!と思いながら洗い物を片付けていたら
「やるからいいよ〜」寝室から夫登場。
えぇ…?ほんとにやろうと思ってた?
話を聞いたら、夫はお皿をつけ置きして汚れを浮かせてから洗う派とのこと。
私は汚れたまま置いておくのは嫌だし、匂いが気になるから食べたらすぐに洗いたい派。
なるほど。ちゃんと洗おうとしてくれていたけど、マイルールがお互いに違うせいですれ違っちゃたのか。
それからは、すぐ洗いたい派の私が洗い始めたら夫が手伝いに来る、というスタイルに変化しました。
これで解決か、と思ったのですが、新たな問題が。
洗った後のお皿の置き方が気になる…。
私がスポンジでお皿を洗い、夫が洗い流して水切りに干す。という流れ作業で行っていたのですが、夫のお皿の置き方がマトリョーシカなんです。
小さい器の上に、一回り大きい器を被せるようにして置くんです。
これじゃ中の器が乾かない。
レイアウト調整を兼ねて、洗い終わった食器は乾拭きをすることにしました。
う〜ん、人にお願いするって難しい。
気になるレベルの認識
お皿洗いに関してだけでなく、洗濯物の干し方や掃除の仕方も「私の思ってた仕上がりと違う。」と思うことは多々ありました。でも、これは私と夫の”気になるレベル”が違うんだ、と再確認。
例えば服のシワとか、水垢、部屋の汚れ具合も、どのくらいまでなら我慢できるのか?という限界値は、人によって違います。
夫は適当にしているわけではなくて、ただ気にならないだけ。
私はTシャツの型崩れがないように干したいし、蛇口の水垢もピカピカに拭き取るし、常に部屋が綺麗な状態じゃないと落ち着かない。
一人暮らしの時、友達に「いつ来てもモデルルームみたいな部屋だね〜。」と言われていたほど、私は部屋にこだわりがある。
相手を自分の枠にはめてコントロールしようとしてはいけない。やってくれていることに感謝しなければ!と思い直し、私が気になったことは私が納得いくように、勝手にやることにしました。
脱ぎ散らかした服を洗濯カゴに入れるのも、開けっぱなしの引き出しを閉めるのも、つけっぱなしの電気を消すのも(夫への悪口ではありません、決して。笑)、私がこの部屋で快適に暮らすためにやること。
「どうしてやってくれないんだろう?」という考えから、「なるほど、これは私だけが気になるレベルのことなのね。」と思えるようになりました。
そして、ただやるだけではなく「ここに置いてある靴下、気になるから洗濯カゴに入れちゃうよ?」と、私はこれが気になりますアピールを忘れずに。
アピールしてもその後相手がやってくれるかどうかは分かりませんが、自分が気になるレベルを伝えることはできます。
自分の方が負担が大きいと感じる理由
共通の友人に「家事はどのくらいの割合で分担してるの?」と聞かれて、2人とも「自分が7割」と答えてちょっとしたケンカになりかけた事があります。笑
でもよく考えたら、二人暮らしになってから洗濯物も片付ける洗い物も掃除する部屋の広さも2人分。一人暮らしの2倍です。それを半分にしてそれぞれが分担しているわけですから、一人暮らしの時と作業量がほぼ変わらない気がするのは当然のこと。
だから自分が7割くらい負担していると思ってしまったんですよね。
話し合ったり色々試した結果、最終的に今は
私:料理、洗い物、毎日の床掃除、洗濯
夫:週末のお風呂とトイレの掃除
という形に落ち着いてます。
作業量が全然平等じゃない…!と思いますよね。でもこれがお互いにとって1番ストレスなく生活できる配分だったんです。
各々がこなせるキャパシティは同じじゃありません。私は料理が好きなので、毎日のお弁当と晩御飯のメニューを考えて作るのは苦ではありませんが、夫に同じことを頼んだら困ってしまうと思います。
しかも食材を選ぶのもその日のメニューを考えるのも私。夫はそれを毎日残さず食べてくれるし、たまに外で食べたい日もあるだろうに、お弁当を持って行って節約に貢献してくれています。
そして私は免許を持っていないので、買い出しに行く時は夫が車を出してくれます。私達にとってはこのスタイルが平等なのです。
円満に暮らすために
毎日忙しく過ごしていると、自分を労る気持ちを忘れてしまいます。家事が”やらなくてはいけないタスク”として迫ってきて、窮屈な気持ちになりますよね。
私は家事をすることが好きで、趣味みたいなものだと思っています。
趣味だから好きな時に好きなだけやればいいし、気分が乗らなければ無理してやらなくていい。
家事が苦手な人でも、このくらい気楽に考えれば、心も体の負担も軽くなるかもしれません。
程よく手を抜いたり、サービスに頼ったりしてもいいと思います。
そして、こなせない自分に対してネガティブにならないでほしいです。
自分ができないことを認めることで、相手ができてない部分も許容できて、イライラしたり押し付け合ったりせず、円満に暮らせるのかなと思います。
うまくいかない時に試してみて欲しいこと
・どこまでやって欲しいのか具体的に伝える
・こだわりの強い方がやる
・得意な分野を担当する
・仕上がりに文句はつけない
・やってくれたことに感謝
・やらなくてはいけないと思わない
家事が楽しくなる工夫をする
とはいえ、やっぱ家事はやらなくちゃいけない人もいますよね。私もなんだかんだ毎日のルーティーンに組み込まれています。
どうせやるなら楽しい方がいい!と、私なりに家事がやりたくなるように考えたのが
・アイテムをお気に入りのものにする
・トレーニングも兼ねる
・風水を取り入れてみる
です。
アイテムをお気に入りのものにする
これを取り入れている人は多いかもしれませんね。最近は見た目も機能性も兼ね備えたアイテムがたくさんあって、探すのが楽しいです。
トレーニングも兼ねる
最近通っている整体の先生に「お皿を洗う時でも、腹筋とお尻の穴を意識するだけで姿勢が変わる」とアドバイスを受け、早速実践中。結構忘れちゃうのですが、たまにやると意外と効きます。
あと、ダイエットスリッパの活用もおすすめ。
風水を取り入れてみる
いきなりスピリチュアル要素をぶち込んだのですが、怪しまないでください。
部屋が綺麗だと運気もいい、というイメージはなんとなくあるんじゃないかと思います。居心地の良い部屋で暮らすと、ポジティブな気持ちになってエネルギーが湧いてきますよね。
風水って今まであまり気にしたことがなかったのですが、引っ越しを機にせっかくだから家具を縁起の良い方角に置いてみよう、と思ったのです。そのきっかけになったのがこちらの一冊。
掃除をするとなぜ開運するのか、「お金持ちの部屋」をテーマに紹介してあります。私もこれを知ってから、家事をするのが楽しみになりました。
毎日ちょこちょこやる方がいいのはわかっているけど、なかなか億劫でやる気にならない時、「運気が上がるかも」と思い出せばモチベーションが上がります。
そもそも家事は快適な生活のためにやること。ヘトヘトになったり、できない自分を責めたりするのは本末転倒です。
今こなしている家事を一旦見直してみてください。
心と体にゆとりのある毎日が送れるよう、この記事が参考になれば幸いです。