リングフィットアドベンチャーというゲームをご存知だろうか。
実際に体を動かしながら敵と戦い、冒険を進めていくという、ゲームと筋トレが合体した代物である。
ずっと気になっていたのだけど、先日BOOKOFFでたまたま安い中古品を見つけて衝動買いした。
もともと筋トレは習慣付いていて、わざわざゲームを買うほどなのか?と迷っていたのだけど、中古ならいいか、と思い切ってみた。
ゲームソフトに加えて、リング状のコントローラー「リングコン」と、太ももに装着する「レッグバンド」がセットになっている。
ゲームとなると途端にわくわくしてくるから不思議だ。
さっそくプレイしてみる。
アドベンチャーと言うだけあって、ストーリーがちゃんとあり、主人公の性別も選べる。私が歩くとゲームの中の主人公も歩き、速度まで反映される。
始める前にちゃんとストレッチの時間も設けてあって、なかなか本格的なトレーニングが始まりそうだ。
そしていよいよ本編スタート。
リングコンは弾力のある素材でできていて、両手で押し込んだり、左右に引っ張ったりすることで筋トレができる仕組みになっている。
通常のゲームではAボタンを押して決定するところを、このゲームではリングコンを両手でぐっと押し込む。
つまり、決定ボタンを押すだけでもちょっとした筋トレになるのだ。
ストーリーが始まるまでに、すでに30回は押し込んでいる。
ここまででちょっと疲れた。
ストーリーモードでは、相棒のリングと共に、世界を支配しようとする魔物「ドラゴ」を倒す冒険に出る。
道中で敵と遭遇するとバトルが始まり、筋トレメニューをこなすことで敵にダメージを与えられる。しかし、フォームが整っていなかったり、負荷が足りなかったりすると、それに応じて攻撃力も下がってしまう。
つまり、丁寧にしっかり負荷をかけることが、早く敵を倒すポイントとなるのだ。
すごくいいゲーム性だなと感心。
敵を倒すまで筋トレは続くので、次にどのメニューで攻撃するか考える時間が、つかの間の休息になる。
その場で足踏みをして道を進み、リングコンを押し込んで障害物を壊したり、引っ張ってアイテムを集めたり。敵と遭遇すれば、また筋トレ。
基本的にはこの繰り返しだ。
筋トレがメインなので、ゲームの仕組み自体はシンプルである。
本編が始まり、初めてのモンスターとのバトル。
ふむ、筋トレメニューは複数ある中から、自分で好きなものを選択できるらしい。
とりあえずスクワットで!
画面にお手本が表示されるので、それに合わせて同じ動きをする。
スクワットならよくやりますからね、任せてくださいよ。
意気揚々と取り掛かると、相棒キャラが「もっと腰を落として〜!」などと応援してくる。
こちらが筋トレをこなすたび、敵の体力がだんだんと減っていく。
と同時に、私のスタミナもなくなっていく。
これはなかなかやりごたえがあるじゃないか……!
無事、最初の敵を倒すことができた。
はぁ、ちょっと待って欲しい。普通に疲れる。
序盤でこの疲労感、面白くなりそうだ。
ステージ1はさくっと攻略。
すぐにステージ2に進んでみる。
ステージ1よりは距離が長いようだ。
要領は理解したので、さっきよりも気持ちの余裕がある。
道中には、この世界のお金と思われる金のリングが落ちているのだけど、今のところ用途はわからない。
それでもなるべく取りこぼさず回収しなければと、謎に使命感が湧いてくる。
息が若干上がりながらも、ステージ2をクリア。
次はいよいよボスとのバトル。
これがまた強い。体力ゲージが今までのモンスターより明らかに多い。
コツコツダメージを入れるも、なかなか減らない。
デフォルトで用意されている筋トレメニュー4種を全てこなしてもまだ足りない。
本当にゲームの中のボスキャラと自分が戦っている気分だ。
いっそ画面を叩き割りたくなる。
スタミナがそろそろ限界を迎えようとしている。が、敵の体力もあと少し。
最後の力を振り絞って、太ももに負荷をかけながらスクワットを繰り返す。
うおおおおおおおお……!
ついに敵の体力ゲージがゼロになり、ボス撃破!
やった!勝った!
ゲームの中では華々しい勝利を収めたものの、現実の私は息も絶え絶えである。
それにしても、なかなか達成感があるじゃないか。
ステージが終わると、リングコンに装着したJoy-Conのセンサーに親指の腹を当てて脈拍を測定する。
すると活動時間や消費カロリー、走行距離などの運動結果が表示されるのだ。
どれくらい頑張ったのかが数字でわかるのは、モチベーションになる。
さらに、どんな筋トレを何回こなしたのかまで記録されている。
凝り性な私には向いているかもしれない。
いつまで続けられるかはわからないけれど、せっかく始めたからには冒険の最後までたどり着きたい。
遅れてやってくる筋肉痛に若干おびえつつも、筋トレ冒険者として世界を救う使命を全うしたいと思う。





