当サイトを最適な状態で閲覧していただくにはブラウザのJavaScriptを有効にしてご利用下さい。
JavaScriptを無効のままご覧いただいた場合には一部機能がご利用頂けない場合や正しい情報を取得できない場合がございます。
手放せなくなるのが怖いからといって手に入れないのはチャンスがいくら合っても足りない - ぽんず日記

エッセイ

手放せなくなるのが怖いからといって手に入れないのはチャンスがいくら合っても足りない

2024.10.15

10/8

健康診断の結果を受け取りに病院へ。

天気は小雨。湿気はあるけど気温は冷たい。

帰り道、高架下で素振りをするおじさんがいた。

手には卓球のラケットを持っている。

グレイヘアから察するに、割とお年は召していらっしゃると見える。

しかし半袖半パンから覗く引き締まった体は健康そのもの。

ラケットを振りながら踏むステップは活き活きしていた。

病院で、特に問題なく健康です。と言われてホッとしたのもつかの間。

いつまで健康でいられるかは、当たり前にこれからの日常生活にかかっている。

気を抜かずに過ごそう。

 

10/9

駅の発券機で新500円玉が使えなくてイラつく。

新しさを受け入れて柔軟にならなければ居場所がなくなり排除されていくのは機械も同じなんだぞ、と心で呟く。

通院先の整形外科にて、ipadのアプリを使って骨や筋肉について教えてもらった。

「ここの骨と筋肉がつながっていて」

「ここの筋肉に柔軟性がないことでここに負荷がかかっていて」

「この骨がうまく動くようになると良くて」

図で見せてもらうと確かに理解が早い。

技術の進歩は私たちの暮らしをどんどん便利にしてくれるのだな。

感心していたら思考が迷子になって説明を頭にいれるのを忘れた。

柔軟性もなければ新しさにもついていけていない。

 

10/10

居酒屋のパートを辞めた。

当日付で。

きっかけは些細なことだったけど、今まで積もり積もっていた不満が溢れるには十分だった。

男性が女性のことを理解できないあるあるのひとつだ。

男女関係に限らず、人間関係も少しずつ相手へのヘイトが蓄積されていき、100%を超えると爆発する。

加えて私はちょっとしたことに気が付きやすい、

いわゆる繊細人間だ。

相手の言葉にいちいち反応してネガティブになって気疲れする。

でもこの感覚をうまく伝えるのは、同じ気質を持っている人以外には難しい。

悲しいし悔しいし疲れる。

自分の心を守るために、逃げるという選択しかとれないことが辛い。

しばらく動悸が止まらずへろへろになり、

キッチンでしゃがんで涙を拭いた。

 

10/11

夫と車で走行中、可愛らしい車が横を走っていた。

オシャレカー、というジャンルが存在するのかわからないけど

一言で表現するならそんな感じの車。

かなりコンパクトで、外国車のようなレトロな雰囲気。

夫に左ハンドルで運転したことがあるか訊いてみたけど、もちろんなかった。

日本だと左ハンドルだったらドライブスルーできないよ、と言われて

確かに!と笑った。

助手席に誰かいないと不便だ。

 

10/12

久しぶりに夫とカフェでケーキを食べた。

大人になるにつれ、ケーキという存在に特別感を抱かなくなっていることに気がつく。

誕生日でもクリスマスでもない、なんでもない日にいつでも食べられる。

最近はなんにしても値段が高くなっていて、

そういう意味ではケーキひとつの価値は上がっているのだけど…。

ケーキ以外にも、ウキウキできるものが増えたからかもしれない。

美味しい食べ物や綺麗な景色、面白いコンテンツ。

なんて大人ぶって書いてみたけど、

しっかりクリスマスケーキの下調べはしているので

まだまだ私の中で尊い存在なんだろうな。ケーキ。

 

10/13

自分の思い通りに物事が進まないとイライラする性格の人がいる。

私のことだ。

荷物を発送したくて、ネットから送り状を発行できるサービスを利用。

紙の伝票をに手書きしなくて良いし、QRで宅配ロッカーから発送できるなんて楽ちんだ!

と思って早速試してみたのだけれど、

ユーザー登録やら支払いのために別のアプリをインストールやらで

紙の送り状を書くより楽になるはずが、逆に時間がかかって仕方がない。

挙げ句の果てに入力フォームのセッションが切れたとかで

最初からやり直してください、の文字が表示される。

何度も何度も同じ内容を打ち込む羽目になって、

「ただ荷物をひとつ送りたいだけなのに、なぜこんなに苦労しなければならないのだ…。」

と怒りで涙まで出る始末。

もういいっ!と携帯を机に叩きつけて(実際はちょっと強めに手から離しただけ)

ベッドに突っ伏して

うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜

と小暴れしていたら

どうしたどうした、と夫が面白がりながら来てくれた。(ちきしょう)

感情を曝け出して周りに心配をかける人を嫌悪していたけれど、

叫んで暴れて落ち着くイライラもあるのだなと学習。

溜め込んだエネルギーはどこかで発散しないとね。

 

10/14

この頃は朝の目覚めがとても良い。

乳酸菌飲料を飲み始めたからからかも。

私はそういう、サプリメントとか栄養ドリンク的なものを信用していない節がある。

昔から怪我や病気をしても自然治癒で治してきたという経験から、

薬に頼ることが最終手段であるという思い込みがあるのだ。

しかしここ最近になって病院にお世話になる機会が重なり、

お医者様って、薬ってすごいんだな…と信用できるようになった。

病院や薬にも相性がある。

今まで試してきたサプリメント達も、効果がないと諦めていたけど、

もしかしたら相性の良い製品に出会えてなかっただけなのかもしれない。

そう思ってピルクル、という乳酸菌飲料を飲んでみたらこれがビンゴ。

なんの成分が影響しているのかはわからないけど、

とにかく私の体に合っているらしい。

パートの仕事を辞めてストレスがなくなったのも

関係があると思うけど(というかそれが本命のような気もするけど…)。

少し続けてみようと思う。

KEYWORD

PAGE
TOP