01.ウチら棺桶まで永遠のランウェイ/kemio
kemioさんをご存知だろうか。モデル、発信者として世界を股にかけるギャルである。
私が初めてkemioさんの存在を知ったのはyoutube。ワードセンスが抜群で、あのテンションの高さと性格の明るさはまさに見る栄養剤。レッドブルも驚きのみなぎり具合。閲覧したことのある動画もおすすめに浮上しているとつい再生ボタンを押してしまいます。
そんなkemioさんの書籍は文章でもエキサイティング。こんなにリズム良く読める本は他にありません。
人を見るより、前を見てたほうが楽しいよ。人と比べてうらやんでも何も生まれないしわりと遠回り。
kemio(著)『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』p177より引用
出版:KADOKAWA(2019/4/18)
02.自転しながら公転する/山本 文緒
ままならないことに心をかき乱されたり思った通りにならなくてヤキモキしたり、前向きに頑張ろうとしてもまた壁にぶつかってどうでもよくなったり。仕事や恋愛を通して葛藤する日常に共感できる作品でした。
「恋愛なんて楽なわけないですよ。人間同士の感情のぶつけ合いですからね」
山本 文緒(著)『自転しながら公転する』p381より引用
出版:新潮社; 文庫版 (2022/10/28)
03.仕事は楽しいかね?/デイル ドーテン
“完璧とは、ダメになる過程の第一段階”という言葉に、ドーーンっと強く頭を打たれました。自分が今まで成功するためにやってきたことが覆されるアドバイスがたくさん書いてあります。
とにかく仕事をしている全ての人に一度は読んで欲しい一冊。
内容はビジネス書ですが、物語として展開されているので読みやすいです。
僕はハッとひらめいたね。彼の言葉は、完璧というものに対する僕の考え方を永遠に変えてくれた。完璧では十分じゃない。ーーまだ試してみる必要があるってことなんだってね
デイル ドーテン(著)『仕事は楽しいかね?』p87より引用
出版:きこ書房; 第32刷発行版 (2001/12/1)
04.食の選び方大全/あるとむ
調味料、野菜、果物、肉、魚、加工食品など、あらゆる食品の選び方を完全網羅できる一冊。料理や食に興味がある方に特におすすめですが、普段の生活で活用できる知識もたくさん紹介してあるので、誰でも面白く読める内容になっています。大全というだけあってかなり分厚いですが、イラストや漫画付きでサクサク読み進められます。
05.「一セットの服」で自分を好きになる/あきやあさみ
ファッションを通して自分の人生を変えたい人におすすめな一冊。ただ服の選び方や買い方が書いてあるのではなく、人生を楽しむためにはどのように服と関わっていけば良いか?を教えてくれる内容です。
私は服に疎い方なのですが、だからこそ読んで良かったなと思いました。
「ブランドバッグは“演歌”である」「試着100回チャレンジ」「ファッション日記をつけてみよう」など、面白い視点の取り組みが紹介されていて楽しく読めます。
「なりたい自分」をちゃんと考えることは「あれもできる、これもできる」と可能性を広げることに繋がります。自分が制限をかけているだけで、服だって実はあれも着れるしこれも着れるんですよね。
あきやあさみ(著)『「一セットの服」で自分を好きになる』p192より引用
出版:幻冬舎 (2024/4/3)