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マイペースに生きればイージーモード - ぽんず日記

ライフスタイル

マイペースに生きればイージーモード

2024.2.12

私はフリーランスになる前、会社員として働いていました。でも体調不良で働けなくなり退職。心と体を休めていた間に、自分の働き方や生き方について改めて見つめ直しました。

 

フリーランスになってからは、周りのペースに合わせることなく過ごせています。

今まで周りに合わせて止まったり走ったりして疲弊していたけれど、自分のペースで生きても大丈夫なんだ、と気が付けたから。

 

他人のペースに合わせる必要はない

私が会社を退職する少し前、いろいろな理由で人がどんどん辞めていって、致命的な人員不足でした。私のタスク量も増えて毎日残業。でも「大変なのはみんな同じ。」と自分に言い聞かせ、仕事を捌きまくっていました。

 

しかし限界は突然やってきます。

美しくない日常生活が続き、心身ともにボロボロになった頃、

「なんでこんなことやってるんだろう。」

ふと思いました。

 

私が会社のためにここまでやる必要が、どうしてあるのだろうか?

朝早く出勤して退勤して家に帰ってからも作業を続けてなんの意味があるのだろうか?

私の穏やかな日常は一体どこへ行ってしまったのだろうか…。

 

長く勤めると感覚が麻痺してくるんですかね。慣れって怖いです。

 

仕事はやり甲斐があったし、多少無理なスケジュールでもなんとかやり抜いてきました。納期に間に合わせることが当たり前だし、それで残業が増えても仕方がない。大変なのはみんな一緒だし、自分だけ休むわけにはいかない。社会人とはそういうもの。

 

本当にそう思っていました。

 

でも、私には私のペースがある。得意なやり方がある。能力を発揮するための適切な環境がある。そのことに気がついたのは会社を辞めてフリーランスとして活動してからでした。

 

 

自分のペースを大事にできる環境に身を置く

このままでは体を壊してしまう。ちょっと休んだ方がいい。

体からのSOSサインをやっと受け取り、退職を決意しました。

 

実は以前、1ヶ月ほど休職をしていた時期がありました。その時から会社を辞めようかな、という考えは持っていたんですよね。

限界まで我慢して、自分に無理をさせすぎていました。

 

やると決めてからの行動は早い私。早速社長にアポを取り、時間を確保。

 

相談というよりは報告のつもりで「今持っている案件が終わったら辞めます。」と決意表明をしたのですが、

 

「どのくらい疲れてるの?」「前に休んだ時と症状的にはどう違うの?」「体調のことは心配だけど、週に何時間かだけでもいいから後1ヶ月はいてほしい。」

 

社長からの言葉は会社本位なものばかりでした。

私のことを心配しているようで、本当はその先の案件に意識が向いているのがわかります。

 

簡単に承諾してもらえるとは思っていなかったけど、あまりにも意思の疎通が取れないことに、会社に対する情がスッと冷めました。

 

もちろんその会社からはすぐに退職しました。

 

(即日退職した話は別の記事に書いていますので、ご興味があればこちらも読んでみてください◎)

HSP気質の私が退職代行サービスで会社を辞めた話し

 

他人のペースに縛られすぎない生き方

感覚的なことを人に説明をするのって難しいです。でも、お互いの歩み寄りがあれば解決策を見つけることはできると思うんです。

 

社長は、人にはそれぞれ働きやすいペースがあることを知らなかったのかもしれません。

でも本当に社員の体調が心配なら、仕事のことなんて気にせずとにかく休息することを勧めるはずです。

 

しかも、

「来月まで頑張ってもらうとして、1日何時間くらいならそのスローライフ?笑 が実現できるの?」

 

自分のペースで働きたい。今のままでは辛い。私なりに言葉を選んで一生懸命伝えたつもりでした。でも社長の心には届かず。バカにされた気分でした。

 

決して会社の悪口を書きたいわけじゃありません。

頑張って伝えようとした私の気持ちを、踏み躙られて悲しかったんです。

 

『本当に必要なことは全て「ひとりの時間」が教えてくれる』という本に、

自分は自分のボートに乗って、時という川を流れていくけど、周りにいるボートは、時間とともに数も種類も変わっていく。となりで一緒に流れていたボートが、時にはスピードを上げて行ってしまうこともあるけれど、無理に追ってスピードを上げないこと。自分は自分のペースで流れていけば、また、違うボートが周りに来ています。

横田 真由子(著)『本当に必要なことは全て「ひとりの時間」が教えてくれる』p178-p179より引用
出版:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)(2019/8/9)

という一節があります。

 

もう他人のペースに気を取られず、自分は自分のペースで進んでいこうと決めました。

自分のペースを理解する

私は疲れやすくて、普通に1日8時間仕事するだけでもヘトヘトでした。フリーランスになってからは5時間が限界。こまめに休憩を挟んでも、作業が6時間を超えてくるとストレスが溜まります。完全回復するには温かい食事とたっぷりの睡眠が必要です。

 

体力があって、通常8時間の勤務に加えて残業もしている会社員の人から見たら「なんてやる気のない怠けたやつなんだ。」と思うかもしれません。わかります。

 

でも私の能力を最大限に発揮するには、この限界を超えないことが重要なんです。

 

決まった時間に出社し、毎日膨大なタスクに追われ、先方に気を遣って接する。そんな働き方は私には向いていませんでした。

 

できそうな時に頑張って、疲れたら休めるフリーランスが私にはぴったり。

 

人と話すのは好きです。でも仕事となると、気を遣ったり相手の価値観ややり方に不安や不満が出てしまい、心が疲れてしまうんですよね。

 

だから一人でひたすら作業に集中できる環境が合っています。

 

***

 

“働き方”についてを中心に書いてきましたが、私生活でも同じことが言えると思います。

 

カマたくさんの、『お前のために生きてないから大丈夫です』という本の冒頭に

お前のために生きてないから大丈夫。何を言われても、どう思われても私は私、お前はお前であんたはあんた。それ以上でもそれ以下でもないから、悩む必要はないのよ。

カマたく(著)『お前のために生きてないから大丈夫です カマたくの人生ざっくり相談室』p3より引用
出版:KADOKAWA(2021/3/17)

とあります。


ほんと、この通り。もっと肩の力を抜いて、流れに身を任せる。その流れのスピードが、本来の自分のペースになっていくんだと思います。

 

 

自分の本音を聞き、マイペースに生きていく

勢いでフリーランスになり、会社というしがらみからは抜け出せたものの、最初は不安でした。

でも案外どうとでもなるもんだなと、実感しています。

収入も不安定だし、メンタル的に落ち込むこともあるけど、会社員をやっていた時よりはるかに元気です。

 

空気を読んで、周りに合わせて、得たものってあっただろうか?

残ったのは薄っぺらいコミュニティと、無駄に気を使うスキルだけです。

そんなものにしがみついて振り回されていてはもったいないです。すぐに手放しましょう。

 

「こうしたい」は本音の可能性がありますが、「こうしなきゃ」は、世間の声。

武田友紀(著)『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』p225より引用
出版:飛鳥新社(2018/7/25)



理解してもらうための努力も時には必要ですが、自分のペースでやっていける環境を整えることに力を注いだほうが賢明です。

 

自分のままで生きていくことは難しくありません。本音を聞いて、それに従うだけ。

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#HSP#生き方

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