「うなぎが食べたい」という欲望に駆られて向かったのは源泉野天風呂 那珂川清滝。うなぎも食べられるし温泉にも入れる、そんなハイブリットなスポットを探し求めて辿り着いた場所です(大袈裟)。
源泉野天風呂那珂川清滝は、那珂川町上流に湧き出る日帰り天然温泉。
お湯は男女合わせて13種類。岩盤浴やエステ、食事処などのサービスも充実していて、1日楽しめる温泉館です。

駐車場から見える那珂川町の山々
受付でロッカーの鍵をもらっていざ入館。お風呂に向かう途中に足湯もありました。さすがに日差しがギンギンだったので涼しい館内から眺めるだけに。
連休初日の昼前に行ったのですが、思っていたよりも混んでいなかったです。
朝からお風呂って髪も化粧も準備しなくていいからラク。いそいそと脱衣してまずは内湯へ。
内湯は2種類。一部が電気風呂になっている大風呂と、程よい噴射のジャグジー。
コンパクトな空間でしたが、大きな窓から見える景観が素敵で開放感がありました。
ざっくりと体を温めたら次は露天風呂へ。
想像していたよりもめちゃくちゃ広い。露天風呂の方がメインの温泉館は初めてです。那珂川の自然に包まれた露天風呂は、まるで庭園のようでした。
それぞれのお風呂は少し離れて配置されているのですが、お風呂とお風呂を繋ぐ遊歩道を歩くだけでも心が安らぎます。
夏だからお湯から上がっても体が冷えないし、次はどれに入ろうかな〜とゆっくり吟味できる。いつもは熱風に感じる空気がちょうどよくて快適だし、セミの鳴き声すら爽やかに聞こえます。
石の上を素足で歩くとちょっとざらざらしたけど、それがまた心地よかった。
露天風呂は4種類。蒸し風呂もあった。
蒸し風呂は、温泉水を使用した蒸気が部屋に充満してじんわり体が温まるという仕組みなのですが、私には熱くて1分も耐えられなかった。温野菜にでもなった気分。
気を取り直してチャレンジした塩サウナは程よい室温で、10分は入っていたと思う。汗をかくのはスッキリするから大好き。
滝を見ながら入れる滝見風呂は、寝湯で温まることができる。寝そべって顔以外を全部湯に浸けると、ふわ〜っと体が溶ける感覚。滝の音も相まって、自然と一体化したような心地になれます。
顔の日焼けが心配でしたが、木々が茂っているし日よけもしてあったので、気にせず入浴できました。
水風呂は苦手で入ったことがなかったのですが、この気温ならもしかして冷たくないかも?と思いチャレンジ。ゆっくり入ったけどやっぱり冷たくて、でも頑張ればいける…!とおへそくらいまで入水。しばらくしたら冷たさにも慣れた。この水の温度に耐える感じ、学校で入ったプールを思い出します。(遠い遠い記憶ですが。)
木の葉の影に何かいるなーと目を凝らすと、ちいさいカニを発見。かわいいなと思って観察していたら、横にトカゲもいてびっくり。私はカニもトカゲも平気なので、しばらく見ていました。
生き物を見ている時って、頭の中が空っぽになって気持ちが集中して、精神統一をしたみたいな気分になります。
温泉って、友達と一緒ならおしゃべりであっという間に時間が過ぎるけど、1人だと結構ヒマになっちゃて、もったいないなと思いつつ長風呂はできないんですよね。
でもこの清滝の露天風呂は1人でもずっと入れる。堪能し過ぎて夫との待ち合わせ時間を15分も過ぎてしまいました。(おいおい)
お昼は念願のうなぎ!
ふわふわでおいしかったです。お風呂で消費したカロリーをしっかり補充。
癒しの温泉に、美味しいうなぎ。心身ともに潤いました。
お風呂は撮影ができないのと、公式ホームページの写真だけでは清滝の素晴らしさがうまく伝わり切っていないのが歯痒い気持ち。
公式のインスタにも写真はアップされているので見て欲しいです。でもできれば、実際にあの心地よさを肌で体感していただきたい。
この猛暑の中、露天風呂に入るなんて暑いかな…。と心配していたのですが、杞憂でした。
夏に入る温泉、ハマりそうです。