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八女市星野村でペルセウス座流星群を観測 - ぽんず日記

福岡さんぽ

八女市星野村でペルセウス座流星群を観測

2023.8.14

流れ星は、実は星ではないらしい。

宇宙の塵が地球の引力によって大気と衝突し、気化する際に大気の成分と混ざり合って光を放つ現象が、流れ星の正体なのです。

 

田舎に住んでいた時は空に星があることが当たり前だったから、わざわざ見に行くなんて考えたこともなかった。

 

夏だし星でも見に行きたいなぁ、と調べたらちょうどペルセウス座流星群が見頃という情報をゲット。今年は条件も良くて観測しやすいとのこと。

 

車で片道2時間、八女市にある星野村へ向かったのでした。

 

山の中は真っ暗で冷んやりしていた。

気温は26度。暑さが心配だったけど、想像以上に快適な温度にひと安心。

 

駐車場は何ヶ所かあり、適当に空いているところに駐車して上に続く道を歩いてみたけど「ここから上はなにもないですよ〜」と警備の人に止められた。

 

駐車スペース以外には観測用のエリアなどは開放されておらず、車の横にレジャーシートを敷いて寝ている人もちらほらいた。

(星野村の施設内にある天文館側室や広場などは22時には施錠され、イベント時には入場制限もあるみたいでした。詳しくは公式ホームページを参照してください。)

 

私たちはレジャーシートや椅子などは用意してこなかったので、どうしようか考えていたら、他の人が車体にもたれかかるような体勢で観察しているのを発見。「あれいいね、真似しよう。」と私たちも車に体を沿わせて空を見た。

 

空を見上げると満点の星空。こんなに光っている星々を見るのはいつぶりだろうか。

綺麗だな〜とうっとりしていたところに、サーーーッとひと筋の線が飛び込んできて「流れ星だ!」と言う前に消えていった。

 

流れるというよりは”こぼれる”という表現の方が近いような、そんな儚さでした。

八女市星野村でペルセウス座流星群を観測

 

 

ペルセウス座流星群は13日の17時頃に極大となり、空が暗くなると見え始めて夜中3時あたりが最も観測される時間帯だそうだ。

 

私たちが到着したのは23時前。1時間半くらい滞在して、8回くらいは流れ星を見れたと思う。

 

「あっ!流れた!」と誰かが声を漏らすと、周りにいる人も「えっ」と、つい空の中を探す。さっき見えた方にもう一度流れるかも、と方角を変えて観察。たまたまその場に集まった知らない人たちなんだけど、その空気感がちょっと微笑ましかった。

 

大学生らしき若い子達の集団がワイワイしながら車を降りて歩いて行ったのも、最初は騒がしくて気になったけど、この子達のだれかが「星を見に行こうよ!」とみんなを誘って来たのだと思うとなんだかかわいいくて許容できた。

 

私は視力が悪いのでいつもはメガネをかけて生活している。ちょっとくらい見えなくても支障はないし、むしろ見え過ぎても情報量が多くて疲れるからちょうどいい、くらいに思っていたのだが、この星空を見に来てその考えが変わった。

 

星の輝きをもっと高解像度で見たいし、なんなら肉眼で見たい。メガネのレンズが間にあるだけで見え方が少し制限される。これほどまで自分の視力の悪さを悔やんだことはない。

 

星は暗い環境でないと見えない。駐車場は車や人の出入りが意外と多くて、ヘッドライトやスマホの光が視界に入る度に暗闇に慣れた目がリセットされる。

 

もう1度流れ星を見たい、と粘っていたけど、ピークの3時を狙って次々と人がやってきたので諦めて退散。

 

勢いで来たので天体観測に関する予備知識はなにもなかったのですが、それが逆によかったのかも。レジャーシートを用意して来ていたら、おそらく何時間でも粘って流れ星を見ようとしたに違いない。

 

各地の観測所でLIVE配信も行っているみたいでしたが、やっぱり澄んだ空気と虫の声がする中で見る星は格別でした。

 

次はちゃんと準備と下調べをして万全な状態で観測したい。

家に帰って天体観測用のカメラを検索するのでした。

八女市星野村でペルセウス座流星群を観測

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