秋の涼しさがようやく馴染みつつある11月。
朝晩は上着がないと肌寒い。
衣替えをしようと、秋冬の服を引っ張り出して洗濯したときのこと。
洗濯機のピロリン♩という終わりを告げる合図を耳にして、さぁ干しますかと洗濯物を取り出そうとしたら、
あらら、
なぜか最後の一枚が引っかかって取れない。
洗濯機を覗き込むと、ズボンと洗濯機が仲良しこよししているではないか。
具体的に説明すると、ズボンの紐についている金具が、洗濯機の底の穴にすっぽりはまっている。
そんなことある???

無理やり引っ張ろうとしても取れず。
ドライバーで開けられそうな雰囲気はあるけど、万が一のことを考えると自己処理は怖い。
説明書を引っ張り出して確認したら、
このビートウィングプラスとかいうパーツの名称らしい。
なんなんだその無駄にかっこいいネーミングは。

まだ購入してギリギリ1年経ってない。
メーカーの保証が効くはず。
急いで相談窓口を調べて連絡。
すぐに業者の人が来てくれるとのこと。対応力、さすがすぎる。
電話で事前に状況は伝えていた。
「本体の故障でない場合は自己負担になりますね」と、
遠慮がちに伝えられた金額は1万2千円。
安くはない。でも、自分でどうにかできるわけでもないし、安心を買うと思えば仕方ない金額である。
来てくれたのはとても優しくて丁寧な方で、黙々と作業を進めてくれた。
なんと割引までしてくれて、20%オフ。さすがエディオン。
作業はあっという間に終わり、
「ネットに入れるか、紐を結んで洗うようにしてみてくださいね」とアドバイスをもらう。
支払い方法も今どきで感心した。
PayPayかクレジットが選べた。私はクレジットを選択。
提示されたQRコードをスマホで読み取って、カード情報を入力したらすぐ完了。
領収書も電子で届く仕組みで、とてもスマートだった。

引っかかっていたのはこの金具部分らしい。
33年間生きてきて、洗濯機を何回まわしてきたかなんてもう覚えていない。
それでも、「洗濯ネットに入れる」なんて当たり前のことを、どこかで“まあいいか”とサボっていた。
今回、1万円という授業料でようやくその大切さを思い知る。
まさかネットに入れないだけで、こんなことになるなんて。
またしても、些細な油断が高くついた。
とほほ。
みなさんも、ひも付きズボンの洗濯にはお気をつけて。





