地下鉄で電車を待っていたら、「福岡空港に行きたいんですけど、どの電車に乗ったらいいですか?」と英語で尋ねられた。
びっくりしつつも、路線図を見ながら次の空港行きの時刻とホームを調べてあげた。
言葉が通じないことを察してか、携帯のマップアプリを見せてくれたのだが、画面に書かれていたのは韓国語。
大きなキャリーケースを持った小柄な女の子だった。
「次にこのホームに来る電車に乗って6駅目で降りたらいいよ」
と伝えたいのに適切な英語がわからない。
「あー、ネクスト、トレイン、えー、フクオカエアポート…」
めっちゃ恥ずかしい。
でも電車に乗るって英語でなんで言うの?6駅目は?
必死に頭の中の英単語を駆使して(駆使というほど出てない)なんとか説明したら、次の電車に乗ったらいい、ということは伝わったみたいで、小さく「Thanks」と言われた。
少ししてからまた、「何分くらいかかりますか?」と聞かれて、
おぉ、えー、14プン
あー、1ミニッツアフタートレイン
だめだ。1分後に到着して、14分後に空港に着きます、が英語にできない。
じゅうよんぷんて!笑
尋ねてきた女の子より泣きそうな私。
地下鉄だったからアプリがうまく動作しなくて、何のための翻訳アプリだよっ!ともやもやしつつ、ネットで検索すればいいのでは、と思いつき(遅い)電車が発車するギリギリで「6역」と表示された画面を見せた。
ここから6駅目です、と伝えたかったけど、ちゃんとわかってもらえたかは不明。
でも彼女が電車に乗る前に手を振ったら振り返えしてくれたので、誠意は感じてもらえたんじゃないだろうか。
今の時代、アプリとかネット検索とかで言葉の壁は越えやすくなったけど、やっぱり円滑なコミニュケーションをするために英語はできたほうがいいと、改めて思った出来事でした。
英語が話せたら、旅の目的を聞いたり、有意義な情報を教えたりできたのになぁと後悔。
ちゃんと空港に辿り着けたかが気掛かりです。
また同じシチュエーションに遭遇しても次はスマートに対応したい。そう思い、家に帰ってから私が伝えたかった事は英語で何ていうのかを調べた。翻訳された文章は、私でも知っている範囲の簡単な単語で構成されていた。
言われるとわかるんだけど、これが咄嗟に出てこない。まず言葉が通じないというパニックで、頭がうまく回らなくなる。堂々と話せるようになるためには、十分な知識を身につけて心に余裕を持つ事が必要だと思い知らされた。
今までも、英語ができれば将来役に立つだろうな〜とは思いつつ、翻訳アプリもあるし、英語ができなくても生活できるし、と避けていたのだけど、今回の出会いでちょっと反省。
英語を勉強してこなかった後悔と、もどかしかった思いをイラストで供養します。