9/25
電車に乗っていたら、サラリーマン集団4人が乗車してきた。
たまたま出くわした取引相手なのか、私の方はご挨拶がまだでしたかね。と、一部で名刺交換が行われている。
こんなところでも会社員として振る舞わなければいけないなんて、
本当にお疲れ様です。
私の隣に座った2人の会話がたまたま聞こえてきた。
どうやら家の鍵を無くして大変だったらしい。
分譲マンションはマスターキーが存在しないから、不動産に問い合わせても対応できない。最近の鍵はセキュリティがしっかりしているから、鍵屋に頼んで開けてもらうのも一苦労。最終的に隣の住人にお願いして、いつも鍵をかけてないベランダから部屋に入った。緊急用の「蹴破り戸」は修復に4万円もかかった。
ということらしい。へー。
盗み聞き、というと罪悪感があるけど、
面白い話しを聞かないわけにはいかないときがある。
ちなみにそのサラリーマン、銀行勤めで歳は5,60代、おそらく猫を飼っている。
というところまで会話から推測してしまった。
気軽なおしゃべりで個人情報がうっかり流出してしまう。私も声が大きくなるタチなので気をつけよう。
9/26
メールボックスに取引先からメールが届いていた。
事務的な内容だったけど、最後に
季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。という一文が添えられていた。
付き合いの長い先方でも、メッセージや請求書なんかを送るときには細心の注意を払う。
誤字がないか、正しい言葉遣いか、失礼がないか。
そして感じの良い人間だと思われたいので、気の利いた言い回しや締めのあいさつを調べたりもする。
相手のちょっとした計らいを見逃さずにキャッチしてお返ししたい。
それがたとえ社交辞令のキャッチボールでも嬉しい。
9/27
いつもの整形外科に通院の日。
隣で施術を受けていたおじいさんと女性スタッフが一緒に携帯を見ていた。
おじいさんが、携帯の通知音量設定がわからない、と施術終わりにぼやいたらしい。
おじいさんに代わって操作をしてあげるスタッフさん。優しい。
優しい人を見ると、あたたかい気持ちにさせてもらったお礼に
どうかこの人の人生が幸せでありますように、と心で願うようにしている。
いい人が当たり前にいい人生をおくってほしい。
そして自分もそういう人間になりたい。と思うのだ。
神様、私は他人の幸せを願える心の清い人間です。
見てくれていますか。
9/28
この世に100%完璧な人は存在しないと思っている。
そう思うことで、相手のささいな失敗や、自分のダメなところが許容できるから。
居酒屋でバイト中、すみませーん、とお客様の声が背後からしたけど聞こえないフリをしてしまった。
だって私はキッチンスタッフだから。
すぐ横にフロアスタッフがいたから。
面接の時「私は接客ができません」と明言してあるから。
少しの罪悪感はある。
でも席にベルがあるんだからそれを押してくれっ。
9/29
夫婦揃って嫌な出来事に見舞われ、
ムカムカしたので突発的にお寿司を食べに行った。
何か嫌なことが起こると、無意識的に思考回路が
いつもの1.5倍くらいの速度でぐるぐると回り始め、
ハッと気がついた時には心身ともに体力が奪われている。
そして無駄なエネルギーを消費して疲れたとき、
無性に何かをドカ食いしたくなるのは人間の生存本能なのだろうか。
腹が立つから腹が減る。
どうせ回るならネガティブな感情よりお寿司の方がいい。
流れてくるお寿司をパカパカと取って食べるうちに、心が落ち着いてきた。
穏やかさを取り戻すのに2人で3,000円。
割と安上がりにご機嫌が取れる私たちは明日からもきっと大丈夫。
9/30
人をどのくらい信用しているかと訊かれたら、
基本的には自分のことしか信用していない。と答える。
自分の目で見て聞いたことだけが本当に信用できる情報だと思う。
ご飯行きたいです!という人の9割以上連絡をよこさないし
ここだけの話、という枕詞がついた話はだいたいここだけの話ではないし
どこからでも開けられますというパッケージがちゃんと開封できるのは50:50の確率だ。
そんな私が絶大な信用を寄せているのがクックパッドの人気レシピ。
期待を全く裏切らない。
今日も我が家の献立に大貢献してくれて感謝。