8月は夫の誕生日。お祝いということで長崎旅行に行ってきました。
メインの行き先はハウステンボス。
長崎旅行1日目
お盆初日は高速道路も混むだろうと踏んで、かなり早めに出発。
おかげでかなりスムーズに辿り着けた。
9時開園のパークに30分前には到着。
入り口に近い駐車場もGETできて上々なスタート。
久々の旅行で気合い入りまくりな感じがもう楽しい。
ハウステンボスに来るのは初めてで、某ネズミの国に比べたらそんなに人気はないだろうと勝手に決めつけていた私たち。
しかし実際には開園前からゲートに列ができていて、スタッフの人が誘導したりパークのマップを配ったりしていた。
朝イチで並ぶ人がいるんだ〜、と思いながら自分もその背景の1人に。
前に並んでいる4人家族は、プールが目的のようだった。
自分の身長と同じくらい大きな浮き輪を持っている子供たちを見ると、なんだかほっこりした気持ちになる。
列の前の方を見てみたら、同じような家族連れがたくさん並んでいた。
市民プールではなくわざわざパーク内のプールを利用するとは、リッチだな…。
そんなことを考えていたら開園時刻になり、列が前に進み始めた。
チケットは事前にwebで購入していたので、入場はQRコードを見せるだけ。
スタッフのお姉さんに携帯を見せてQRを読み取ってもらってから
しまった、と思った。
紙のチケットだったら半券を思い出の品として手元に残せたかもしれないのに。
なんでも電子機器での操作が当たり前の生活に、いつの間にか馴染んでいる証拠だ。
ヨーロッパの街並みを模した園内はどこを切り取っても映えていた。
パーク内では9つのエリア分けがしてあり、それぞれテーマに沿ったアトラクションやエンターテイメントが楽しめるようになっている。
フラワーロードを抜け、アトラクションタウンというエリアに着いた。
椅子が動くタイプのアトラクションがあったので、さっそく並ぶ。
安全バーも付いてない、木製の長椅子に座るだけ。
これならそんなに激しい動きにはならないでしょ。
完全に安心しきっていた。なめていた。
そんな私を容赦無く特殊効果が襲ったのはアトラクションの後半。
結論から言うと、想像をはるかに超えた迫力だった。
とにかく大量の水がドドドドドド、と流れて振動が私の体にダイレクトアタック。
大きい音とフラッシュの点滅がロックバンドのライブにでも来たかのような激しさ。
椅子も前後にガックンガックン動いて、頭は自動ヘドバン状態。
入場制限はないし、小さい子供も乗っていたので私が大袈裟なだけなんだけど、
心配な方は公式サイトに動画があるので見てから乗ってほしい。
***
光の演出で幻想的な体験ができる、光のファンタジアというエリア。
宇宙や花、海など、テーマごとに施設があって、どの施設の仕掛けも面白かった。
私たちのお気に入りはフラワーファンタジア。
お花の香りが漂う施設内は、まさに癒しの空間。
花吹雪が映し出される壁や、踏むと草花が茂る床。
ジブリの主人公にでもなった気分。
展望台に登り、上からパーク内の景色を眺めていたら
「この炎天下じゃあ、あそこに駐めてある車なんてアツアツになっちゃいますよねぇ〜」と、おばあちゃんに話しかけられた。
ほんとですよね〜。などと返しつつおばあちゃんを観察したら、数人のお友達と一緒に来ているようだった。
いくつになっても遊びに行ける友達関係があるのっていいなぁ。
お昼はエクセルシオールという、ビュッフェ形式のレストランへ。
ホテル内のお店だけど、宿泊や予約がなくても入れた。
最初に欲張って取りすぎると2週目が美味しく食べられなくなる、と頭ではわかっているのに、実際に食べ物が目の前にあるとゲットせずにはいられない。
ビュッフェとはそういうもの。
お腹がはち切れそうになるまで食べて、消耗した体力を回復させるどころか別の体力を奪われつつ、散策再開。
お土産屋さんを物色したり、クルーザーに乗ったり、クマのぬいぐるみがたくさん展示してある施設に入ったりして過ごした。
夜に行われるプロジェクションマッピングや花火まで少し時間があったので、車に戻って休憩することに。
時刻は17時前。
入場してから8時間が経過しようとしていた。
朝から晩までエンジョイする人って、どのくらいいるのだろう。
熱中症になったら大変だと思い、ハンディファンとボディシート、塩タブレットに小腹が空いた時のミニドーナツまでしっかりバッグに入れていたけど、定期的に施設やお土産屋さんで涼んでいたおかげでほとんど出番はなかった。
こんな猛暑の中テーマパークなんて大丈夫かな…と若干の不安もあったけど、
ここまで保てている自分たちの体力に驚く。
***
そして夜の催し物が始まった。
まずはスペクタクルランタンナイトショーという、プロジェクションマッピングを使ったショー。
暗闇に映し出される映像は没入感があって、光の演出も素敵だった。
クライマックスでマッピングしてある建物からランタンが空に浮かんでいったときは
「えっ!画面からはみ出てるけどどういう仕組み?!」と純粋にびっくり。
後から夫にドローンかもね、と言われて納得。最新の技術ってすごい。
プロジェクションマッピングの次は、花火と噴水のショー。
花火の打ち上げと噴水のショーはそれぞれ違う場所で開催されるので、どちらを見るか悩んだ。
とりあえず噴水が見えるところに移動したけど、どこが正面なのかわからず光る道の中をうろうろ。
そろそろ始まるなーと思っていたら、正面では噴水、後ろでは花火が打ち上がっていた。
思いがけずベストポジションに立つ私たち。
私は花火撮るからあなたは噴水で!と分担して動画撮影。
携帯を花火に向けつつも、逆サイドの噴水が気になって首が忙しかった。
予定していたイベントを全てこなし、帰路に着く。
道が混むのがとにかく嫌な私たちは、余韻を楽しむ間もなく早足で駐車場へ。
気持ちのいい疲労感と計画通りに事が運んだ達成感で、大満足な1日となった。
個人的に、ハウステンボスは夜まで楽しむことをおすすめしたい。
長崎旅行2日目
ポケふた、というものをご存じだろうか?
ポケモンの絵が描かれたマンホールのことで、全国各地に配置されている。
長崎県にもいくつか設置してあり、せっかくなので記念に立ち寄ることに。
佐世保駅のすぐ近くにそのマンホールはあった。
ついでに寄ったみたいな雰囲気を醸し出しておいて、しっかりぬいぐるみを持参していることについてはそっとしておいてほしい。
同じ佐世保駅周辺に、軍艦が停泊する佐世保港がある。
カラッと晴れた空の下、優雅に潮風を受けているグレーの船体。
いつも停泊しているというわけではないらしい。
運良く見られてよかった。
佐世保駅に寄ってお土産を物色。
カステラアイスを発見して即購入。
福岡でも食べたことがあったのだけど、これは何度でも食べたい味。
車に戻るまで待ちきれずに開封。
***
お昼は名物のレモンステーキを食べに、時代屋というお店へ。
ネットで調べたらここが1番有名だった。
有名だけあって駐車場もいっぱい。
満車ギリギリのところで滑り込み、外の待合室で順番待ち。
3組ほど待って入った店内は煙で白く霞んでいた。
席に着いてすぐ、
「スペシャルレモンステーキはフェア中で、ご飯がおかわりし放題になっております。
ビーフシチューもおすすめです!」
と元気よく案内された。
ステーキは食べたいと思っていたけど、ビーフシチューは予想外。
せっかくなのでひとつづつ注文。
ワクワクしながら待っていたら、こちらソースが飛び散るといけませんので。と店員さんが私のバッグにハンカチをかけてくれた。
気遣いだけですでにこのお店の好感度はMAX。
きっと人気の理由は店員さんの人柄の良さもあるのだろうと納得した。
付け合わせのスープとサラダをつまんでいたらメインが到着。
お待ちかねのステーキは、熱々の鉄板の上でじゅうじゅうと踊っている。
さっそく白米を肉で包んで口にほうばる。
レモンの酸味とステーキソースが最高…!
味わって食べたいという気持ちとは裏腹に、どんどん肉と米を掻き込んでしまう。
半分くらい食べてお腹を落ち着かせた後、夫の頼んだビーフシチューもいただく。
具材がゴロッと盛り付けてあり、ひとつひとつの素材が活かされている。
深みのあるルーがこれまた白米によく合う。
食べ方のお作法が紹介されていて、
「肉がなくなったら鉄板にライスを入れる」とあった。
残ったソースにご飯を入れて食べるなんて普通のお店ならできないけど、
ここでは公式ルール。
遠慮なく最後の一滴まで米に吸わせて食べました。
米泥棒のダブルメニュー。
ご飯は2回もおかわりして、お腹はパンパン。
通常のステーキセットと迷ったけど、量の多いスペシャルにしておいてよかった。
最後に白山陶器の本社ショールームへ行った。
白山(はくさん)陶器は波佐見焼を源とした焼き物で、ショールームだと店頭価格で安く買えるのだ。
陳列された器たちを見てうっとり。
シンプルだけど飽きがこない、どんなライフスタイルにも馴染むようなデザインで、どれも欲しくなってしまう。
手にとってその質感を確かめる。
マットな素材は味があるし、つるりとした艶ありもかわいい。
結局1時間くらい滞在して、9点ほど買うことを決めた。
迷いに迷って選び抜いた9つだ。
どれも使うのが楽しみ。よいお土産が買えた。
当初はハウステンボスだけの予定だったけど、なんやかんや行きたいところが増えたので泊まりがけになった。
一泊二日にしてよかったと思う。
もし日帰りにしていたら、お土産も適当に買い込んでカステラだらけになっていたに違いない。
ゆっくり観光できたおかげで、長崎の美味しいものや素敵な文化に巡り会えた。
せっかちな私でも、旅はのんびりするのがいいもんだと改めて実感。
旅のスケジュールと遣ったお金
1日目
・ハウステンボス
2日目
・ポケふた(佐世保市)
・軍艦「あまくさ」
・時代屋(昼食)
・白山陶器本社ショールーム
交通費
・高速代 福岡→長崎 約8,000円(往復)
・ハウステンボス駐車場代 1,000円
宿泊費
・スマイルホテル佐世保 12,600円(大人2人)
食費、お土産など
・ハウステンボスパークチケット 14,800円(大人2人)
・エクセルシオール(昼食) 5,600円(大人2人)
・ハウステンボス内 お土産諸々 約20,000円
・デンリュウカステラ 1,620円
・時代屋 5,280円
・白山陶器 11,473円
・その他お土産 4,877円
合計 85,250円
※金額はあくまで目安です。覚えていたりいなかったり。お土産などは2人分の合算です。