当サイトを最適な状態で閲覧していただくにはブラウザのJavaScriptを有効にしてご利用下さい。
JavaScriptを無効のままご覧いただいた場合には一部機能がご利用頂けない場合や正しい情報を取得できない場合がございます。
夫婦のお金の価値観は「使い方」と「稼ぎ方」のふたつで考える - ぽんず日記

ライフスタイル

夫婦のお金の価値観は「使い方」と「稼ぎ方」のふたつで考える

2024.1.18

結婚をして、ふたりの収入を合わせた家計管理をするようになり、夫婦でお金のことについて話す機会が多くなりました。その中で、お金の価値観は「使い方」だけじゃなくて「稼ぎ方」の観点からも擦り合わせが必要だったんだと発見。私たちのお金に対する考え方を改めて整理してみました。

 

すれ違っていた2人のお金の価値観

結婚する前の恋人期間は10ヶ月くらいだったのですが、会話やデートでの振る舞いから「なんとなくお金の使い方が似てるなー」と安心していました。お金持ちになって贅沢な暮らしをするより、たまに美味しいものを食べに行ったり旅行したりして幸せを感じられるような、平和な暮らしを望む私と彼。一緒に暮らしてもうまくやっていけると思っていました。

 

同棲が始まってからは私が家計簿を担当。一人暮らしの時はアプリでざっくりとつけていましたが、2人分の収支になったのでエクセルを使った管理に変更。毎月末に集計して共有していました。生活費はお互いの収入額に関わらず折半で、余ったお金は個人が自由に使えるというルール。

 

最初は問題なく暮らせていたのですが、フリーランスとして働く私の収入が不安定で、生活費が足りないという事態が発生。人生で初めてのキャッシングを経験しました。

キャッシングを提案してお金を借りてくれたのは夫。私は「そういう方法もあるんだ〜」と呑気に構えていたのですが、夫は借金をしてしまったことに不安とプレッシャーを感じていたみたい。そのことに私が気がつくのは数ヶ月先でした。

 

お金の使い方と同じくらい大切だった“稼ぎ方”

現在夫は会社員で、私はフリーランス。夫は会社員としてコツコツ働き、毎月安定した収入を得ることが当たり前の生活をしてきました。いっぽう私は、案件によって収入が変動するフリーランス。毎月の収入が不安定なことは日常茶飯事でした。

 

私も少し前までは会社勤めをしてたのですが、体調不良を理由に退職。それをきっかけに思い切ってフリーランスに転身したのです。会社員時代に副業をしていたこともあり、案件が終わるとまとまったお金が口座にポーンと入金されている、ということに慣れていた私。キャッシングで生活費を賄ったことに対しても「進行している案件が複数あるし、このくらいの金額ならすぐ返せるだろう」と思っていました。

 

そんな軽い気持ちで迎えた次の月も、生活費が足りないという結果に。家計簿を集計して夫にそのことを伝えると、“流石に私の収入に対して信用がなくなってきている”ということを告白されました。まぁ当たり前ですよね…。

 

この事件をきっかけに、お金に関するお互いの考えをじっくり伝え合うことになりました。

私はフリーランスという働き方が合っていて、収入が不安定だったとしても会社員には戻れない。収入の見込みについてはもっと安定して得られるように善処する。と主張。それに対して夫は、自分の稼ぎだけで生活させてあげられたらいいけど、流石に無理だからもう少し家計を助けてほしい。稼ぎを全部生活費にあてていて、旅行に行ったり、好きなものを買ったりする余裕がないのは辛い。とのこと。

そりゃそうだ。

 

生計を一緒にしようという夫の提案にあぐらをかいて、ちょっと自由を満喫しすぎちゃったかも、と反省。

個人で会社をやっていて、たまにお仕事のお手伝いもさせてもらっている友達Mちゃんに、メソメソしながら電話で相談しました。夫くんはフリーランスという働き方が理解できないんだから、しかたない。資料とか見せて落ち着かせるしかないよ。とアドバイスをもらい、少しメンタル回復。

 

夫に再度、今年は会社員からフリーランスに働き方が切り替わった年だから、税金やらなんやら引かれるものの金額が大きいだけで、来年からは確定申告を駆使して節税対策すれば安くできる。仕事もMちゃんの紹介で新しい契約先が増えるから安心してほしい。と、Mちゃんから添付してもらった資料を提示しながら説明して、私なりにきちんと考えていることをアピール。

 

会社員としての働き方が当たり前で、私と稼ぎ方の価値観にギャップがあることに気がついてあげられなかったことも謝罪。

 

とりあえずそれぞれの言い分は出揃い、私が稼ぐから安心してくれーーという流れで一旦この話は収束。

 

 

***

 

久々に大きめのメンタルブレイクをしました。お金がないという事実に対してではなく、夫とここまで分かり合えないことがあるということに対して。私と夫は滅多に喧嘩をしません。頭に来ることがあっても、一旦冷静になるために距離をとって、後からじっくり話し合うスタイルです。今回の話し合いも、別々の部屋に居ながらLINEでやり取りしました。(そのメッセージを見返しながらこの記事を書いています。当時の感情が蘇ってきてちょっと辛い。)口頭だと言った言わないになるし、二人とも文章の方が上手く伝えられるんですよね。

 

私は今まで、クリエイティブ系の会社にしか勤務したことがありません。Mちゃんのように、自由な働き方をしている人が周りにたくさんいたので、自分の目指す働き方に何の疑問も不安も持っていなかったんです。だから稼ぎ方に価値観の違いが出るなんて、盲点でした。

 

もちろん会社勤めされている人を否定しているわけではありません。むしろ尊敬します。私は集中力がなくて人付き合いも苦手なので、時間に拘束される働き方は向いてないし、チームワークを要する仕事もこなせません。会社員として働ける人は本当にすごい。毎朝同じ時間に出勤して8時間勤務をこなし、電車で帰ってくる夫を「えらすぎる…」と日々思っていますから。

 

 

***

 

 

しばらくは自分の不甲斐なさに凹んでおりました。なんか勢いでフリーランスになったけど、夫に迷惑かけてやっと自分の計画性の無さに気が付いて(遅い)、不安にさせちゃって、しょぼぼん…みたいな。

でも、アドバイスをくれたMちゃんや、話を最後まで聞いて寄り添ってくれた夫に改めて感謝の気持ちが湧いたし、自分を戒めるいいきっかけになりました。(といういい話にもっていきたい)

 

そして最終的に私の頭の中で「夫が不安にならないくらい稼いで、ゆくゆくは私の収入だけで生きていけるくらい頑張ればいい!」という極論に達しました。(飛躍しすぎですね)

 

 

正直、話し合いが行われたとはいえ、私も夫も納得したわけではないと思うんですよね。それぞれが違う価値観を持っていて、それを知る機会になっただけというか。その機会自体もとても重要だったのですが。

 

まだまだジリ貧な生活は続きそうだし、クレジットカードの内訳をみて、金額の高いものはこっそり分割払いに設定しちゃったりしてますが(おいおい)、しっかり家計管理していきたいと思います。

 

それからの家計管理

家計管理について改めて見直しが必要だということで、勉強してみました。その時に参考にしたのがこちらの書籍。


 

家計簿をつけているだけではお金は貯まらないんだぜ、という恐ろしい事実が書いてある一冊です。家計管理とは、ライフスタイルに合った予算を立て、「自分たちにとって価値のあるお金の使い方」を考えること。私も実際に予算を立ててみて、自分の今までの無計画なお金の管理に、けっこう引いてしまいました。

 

お金に対する考え方はもちろん、実践的な予算の立て方、コピーしてそのまま使えるテンプレート、正しい家計管理を実行した方の体験記などが掲載されていて、これを読めばあなたもすぐに予算管理がしたくなるはずです。

 

長期プラン編も別冊であるようなのですが、私はまだ読めてません…。短期的な予算管理をマスターしてから挑もうと思います。

KEYWORD

#お金#夫婦

PAGE
TOP