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自分の字が好きになる!大人のペン字【なんでも趣味にしてみようシリーズ】 - ぽんず日記

趣味

自分の字が好きになる!大人のペン字【なんでも趣味にしてみようシリーズ】

2024.2.7

綺麗に書かれた文字って、つい目を奪われませんか。

丁寧な字で書かれたメモや手紙なんかを見ると、きっとこれを書いた人は性格もきっちりしているんだろうなぁと勝手に想像してしまいます。

逆に、ちょっとやんちゃな性格の男性が達筆な字を書いたりしていると、実はけっこう根は真面目なんじゃないの…?なんてギャップにわくわくしたり。

字は、その人の性格を表すと私は思っています。

みなさんの書く文字は、どんな文字ですか?

ペン字を始める難易度

難易度:★☆☆☆☆

ペンと紙があればすぐできる!練習時間も1日10分確保できればOK。

ペン字を始めたきっかけ

私はずっと、自分の字が嫌いでした。

大人になれば勝手に上手くなるものだと思っていたのですが、そんなことなかった。

文字を書く度に「汚くて嫌だなー…」とモヤモヤしていました。

ある時、友達の結婚祝いの贈り物にメッセージを添えるという機会がありました。

他の友人たちが丁寧で綺麗な文字を書く中、私だけ「同じペン使ったよね?」と疑うほど雑で汚い字。もちろん気持ちを込めて書きました。でも適当に書いたみたいに見えます。せっかくのお祝いメッセージなのに、なんだか上手く伝わらなそうな文字しか書けなくて、恥ずかしいような悔しいような気持ちになりました。

このままではダメだ。今からでも上手くなろう!と一念発起して、始めたのがきっかけです。

教室に通うとか、通信講座を受けるとか、方法は色々あると思うのですが、私は練習帳や参考書を買って独学で練習しました。

独学でペン字を練習するときに準備するもの

美文字

本屋さんに行くと、練習帳だけでもたくさん種類があります。まずは、その中から自分がお手本にしたい!と思う文字を探しましょう。

練習帳にもそれぞれ文字に特徴があって、著書が違えばお手本の文字にも微妙な違いがあります。教科書のようにきちっとした雰囲気から、手書きらしさを取り入れた少しラフな雰囲気など。なので、色々な文字を見比べてみて、自分が書きたい文字を選ぶのです。

基本的な練習帳なら、お手本→なぞり書き→書き込み練習、という形式のものが多いと思います。

最近youtubeでも書き方のレッスン動画があったりして、参考にしているのですが、最初は練習帳をやってみるのがおすすめです。練習帳はすぐ横にお手本があるので上達しやすいし、1日1ページと決めて続けるのに最適なので◎



お手本にする文字が決まったら、次に用意するのはペンです。ボールペンなら家にあるし新しく買わなくてもいいや〜と思うかもしれませんが、ペンの書き心地はすごく重要。

自分と相性のいいペンは書く文字のポテンシャルを何倍にも上げてくれます。練習のモチベーションにも関わってくるので、ぜひ文房具屋さんへ行ってベストパートナーを見つけてください。

私が使っているのはSARASAの水性ペン。紙にインクがしっかり馴染むし、さらさらと書きやすいので大好き。
このビンテージカラーが可愛くて大好きなんですよね。

それから忘れがちなのが下敷き。なくていいでしょ!って人もいると思うんですが、私は筆圧が強いので柔らかい下敷を使っています。紙にペンを当てた時に、程よく沈み込んで書きやすいんですよね。試したことのない方は使ってみて欲しいです。

ペン字上達までの道のり

練習帳を使うと綺麗に書けているような気がするのですが、実際に日常生活の中で文字を書くと、思ってたよりも上達していない…と感じることがあります。お手本が横にあると書けるけど、自分の書きたい文章を書こうとすると上手くいかない。

これは、文字の書き方をまだ覚えていないからなんです。綺麗な文字の特徴を覚えて、お手本がなくても納得のいく文字を書けるようになると晴れて習得!ということになります。

練習しながら、その文字のバランスや美しさなどのポイントを意識して覚えなければ身にならないのです。

私も、この文字ってバランスどんなだったっけ?と、忘れる度にお手本を見直して練習してまた覚え直す、ということを繰り返し行なっています。

果てしない道のりじゃん…とやる気がちょっと萎んでしまったかもしれませんが、大丈夫です。苦手だなと思っていた文字も、書い続けていると急にコツがわかったりして、得意な文字になったりもします。

なんかわかんないけど、今突然書けるようになった…!みたいな。

何度も練習しているうちに、いつの間にか脳が書き方をインプットしているんだと思います。

まるで部活のようですね笑

私のペン字継続年数と上達具合

私が一念発起してペン字を始めたのは大学生くらい。練習帳を10冊くらいこなしたと思います。とにかく書いて書いて書きまくりました。

でも毎日とかじゃなくて、時間の余裕がある時に1、2ページ進めるみたいなやり方だったので、上達は正直遅かった。

長くたまにやるよりも、短い時間で毎日やった方が上達するなぁと実感。なのでフリーランスになってからは、毎朝必ず10分は練習するようにしています。

会社勤めだと、朝に10分も時間取れない!って方がほとんどだと思いますので、夜にご飯を食べたあととか、お風呂から上がってから、とかだと続けやすいかもしれませんね。

何かを習慣化したいときは、毎日必ず行うことの前後に習慣化したい物事をくっつけると習慣化しやすいです。ご飯食べたらやる!お風呂上がったらやる!みたいな。

今でも毎日練習は続けていますが、まだまだ自分の理想とする文字には辿り着いておりません。美文字は1日にしてならず…。簡単に習得はできませんね。だからこそ、コツコツ努力することが大事。

こんなことなら文字を書き始めた小学生の頃から一生懸命練習しとけばよかった…と意味のない後悔をしています。でも、今からでも遅くはない。目標には辿り着いていなくても、少しずつ上手くはなってきているんです。

家中探して1番古そうな筆跡と、今の文字を比べてみました。

ボールペン字

走り書きすぎる…

ボールペン字

最近の練習。練習帳は卒業して、youtubeの動画を見ながら書いています。最初は練習帳がおすすめ!とお伝えしたのですが、習慣化できてきたら動画学習も取り入れてみてください。実際に書いているところを見ると、ペンの動き、スピード、力の入れ具合などがリアルにわかります。

私が毎日拝聴しているのは、書道家の大江静芳(おおえせいほう)さんという女性のyoutube。

書きながらポイントを解説してくれているのでとても勉強になりますよ。

ペン字を始めて良かったこと

他の人に字を褒められる

書類にサインしている時に「達筆ですね〜!」と褒められたことがありました。すごく嬉しかったです。

手紙を書いて誰かに見せたくなる

もともと手紙を書いたり、プレゼントに一筆添えたりするのが好きだったのですが、ある程度上手に書けるようになってからはさらに好きになりました。

書くことが楽しくなる

朝活の一環で手帳タイムを設けているのですが、1日の振り返りやToDoリストも、綺麗な字で書いてあると見返すのがより楽しくなります。

大事な時でも後悔しない

夫が硬筆を習っていたことを結婚してから知ったのですが、婚姻届を出す時に「練習しておいてよかったー!」と心の底から思いました。ふたりの文字が一枚の用紙に収まるので、筆跡の違いがよくわかるんですよね。

夫の綺麗な字の横に、汚い私の字を並べることにならなくて済みました。

ペン字練習上級編

毎日の練習で文字が上達してきたら、次は更なる高みを目指しましょう!

文字を書くときはほとんどが文章だと思います。ひらがなや漢字を一文字ずつ丁寧に書けていたとしても、全体のバランスが悪いと綺麗に見えません。今まさに私はこのフェーズで苦戦しています;

もともと縦書きで書かれることを想定された日本語は、横に書くのがちょっと難しいらしいのです。でもこれも慣れです。たくさん書いてコツを掴みましょう。

暮らしの中で文字を書く頻度を上げるには、日記やジャーナリングなどがぴったりだと思います。

私は今年から毎朝手帳タイムを設けることにしました。たまにするメモなんかも、走り書きじゃなくて、文字の練習をするつもりで丁寧に書くように意識しています。

練習+実践の積み重ねをコツコツして、自分のスキルとして身につけていきましょう。

自分の字が好きになって、書くのがどんどん楽しくなるといいですよね!

まとめ

みんなどうやって綺麗な文字の書き方を習得したんや…、ってずっと疑問でした。

字は綺麗に書こうと意識して書かないといつまでも上手くならない。そのことに気がついたのは、ペン字を練習し始めてから。

これってみんな当たり前に知っていることなのでしょうか?絵やスポーツと同じで、上手い人の真似をして練習する必要があるんだなんで、私は全然知らなかった…。

私は、文字が綺麗に書けるというだけで、自分のことがちょっと好きになれました。

言葉に人の心を動かすパワーがあるように、気持ちのこもった文字も、人の心を動かすと思います。


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