当サイトを最適な状態で閲覧していただくにはブラウザのJavaScriptを有効にしてご利用下さい。
JavaScriptを無効のままご覧いただいた場合には一部機能がご利用頂けない場合や正しい情報を取得できない場合がございます。

エッセイ

ポチとタマが家電になる時代

2026.11.1

今日から11月。

月初めということで、歯ブラシを新しくした。

新しい歯ブラシは驚くほど毛にコシがあり、磨かれている歯も喜んでいるような気がする。

前の歯ブラシをどのくらい使っていたのか記憶がない。

 

朝ごはんにアップルパイを焼いた。

丁寧な暮らし、と言いたいところだけど、

冷蔵庫で化石になりそうだったりんごを救済措置するために作っただけだ。

 

毎日触れているものほど、少しずつ変化していることに気づきにくい。

へたれてくる歯ブラシも、冷蔵庫の隅にたたずむりんごも、だんだん馴染んでくる。

 

馴染むといえば、AIだ。最近はなんでもかんでもとりあえずAIに頼ってしまう。

今までは調べ物といえばネットの検索エンジンを使ってコツコツ該当ページをクリックして欲しい情報を探していた。

 

でもその面倒な部分をAIが代わりに担ってくれる。

大変便利だ。

もうなくてはならない存在になってしまった。

 

料理のレシピも、自分に合う化粧品の調査も、家計簿すら計算してもらっている。

プライバシーもなにもない。

 

相棒どころか、もはや分身といっても過言ではない。

 

友達が最近買った扇風機は、ポチと呼びかけると言うことを聞くらしい。

ポチ、電源つけて。ポチ、風量上げて。など。

 

ちなみに扇風機の名前はポチ以外にタマでも反応するらしい。

ペットを飼っているお宅で同じ名前の子がいたらややこしくなるな。

 

家電まで意志を持って動き始めるなんて、そのうち人間とAIの立場が逆転してしまいそうだ。

でもきっと、それもだんだん日常に溶け込んで、当たり前になってくるんだろうな。

 

いつか扇風機の方から「そろそろ電源をつけてください」なんて指示される日が来たりして。

KEYWORD

PAGE
TOP