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エッセイ

2人ならチーズフォンデュも注文可能

2026.3.15

結婚して3年が経ったらしい。

そんなにも月日が流れていることにもびっくりだが、私が誰かとこんなに長い間生活を共にできていることにも驚いている。

 

元々結婚する気はなく、ずっと1人で気ままに暮らしていくんだ、他人と暮らすなんて自由が奪われて窮屈だ、と思っていた。

でも夫と出会い、タイミングなど色々うまいこといって、なんやかんやあってめでたく家族に。ときメモも驚きの急展開である。

 

暮らし始めの頃は、お互いの価値観がなかなか理解できなくて戸惑うことが多かった。

 

お金の使い方、家事の仕方、ものの伝え方、夜寝る時間など、自分の中では当たり前のことがことごとく覆り、擦り合わせに大苦戦。

 

「なんでわかってくれないの?」という気持ちで強めに意見を主張してしまうこともあったし、自分が普通で相手がおかしいと思い、どちらも譲らないということも度々あった。

 

でもそういうことを繰り返すことで、少しずつお互いを知り、学習していけた。

 

最初から言い方を考えた方がいいんだなとか、この人にはこういう伝え方がいいんだなとか。

 

当然のコミニュケーションだよ、と思われるかもしれないが、これが結構難しい。

 

所詮は違う人間同士。

理解し合うには時間と工夫が必要だ。

特に私のようなわがまま気まぐれ情緒不安定モンスターを攻略するのは至難の業だったことでしょう。

 

そして私も、夫の性質を知って価値観のアップデートを繰り返した。

 

お腹が空くとイライラする人なんて今まで聞いたことがなかったのだけど、ネットで検索したら同じ性質の人がたくさんいて衝撃を受けたのは忘れない。

 

それぞれの努力の甲斐あり、穏やかに過ごせる日が増えた。今では衝突もずいぶん減り、違いを楽しむ余裕もある。

 

そういえば昔、お風呂の時計の位置を上にぶらさげるか下に置くかで揉めたことがあったな。今思うと本当にどうでもよすぎて笑っちゃう。

 

思い返すとくだらないんだけど、そういう小さなことでも二人でちゃんと解決してきたという積み重ねが、今の関係につながっているんだなと改めて感じる。

 

 

結婚記念日当日にはケーキを買い、一緒に食べた。そして今日は週末ということで、ちょっとおしゃれなお店でディナーへ。

 

楽しくて疲れたのか、夫は帰るなりソファでぐーぐー寝てしまった。横になった夫の上に猫が乗っかって丸まっている。

 

私もまだお酒が抜けきってないのか、ほわほわしていい気分である。

 

日常が、平穏だ。

この幸福感は、1人では味わえなかったと思う。ありがたい。

何気ない一瞬一瞬が、記憶に残り、想い出になり、それが次の一歩への原動力となり、世界を広げてくれる。

1人よりも自由だ、と思った。

 

ディナーで食べたチーズフォンデュ。

2人前から注文可だったので、1人では食べられなかった。

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#夫婦

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